GOSICK
読んでいます。
序章
動物が狼に食べられると言う物語?これがのちの伏線になるそうな。
1章
人物の性格がよくわかるようなやりとり。主人公久城の生真面目さやヴィクトリカの素っ気なさがいいスパイスになりそうです。ツンデレ感がいいですね。
2章 暗い晩餐
物語が展開していきます。
怪しげな船に乗ったところ、乗ってはいけないような船だった。(やはり)
そんなガバガバな体制でいいのかと思いつつ、地獄へ誘っていたと言うことなら、まあ納得。
1章では事件をたやすく見抜いたヴィクトリカも苦戦している模様でした。
この船から脱出することができるのか見ものです。
3章 幽霊船
ここでヴィクトリカの名推理が飛び出す。
ありがちな展開かもしれないが、なるほど、と思った。名探偵コナンを見ているような気持ち。真相が明らかになるとともに、船が沈没するのではないかと言う新たな伏線でここでもページを進めたくなる展開でした。
4章 野兎と猟犬
決戦ですね。いや、不意をつく展開でした。
ヴィクトリカの時に見せる乙女な、でも不器用な一面がぐっと来ますね。まさにツンデレではないですかこれは。久城も頼れる男です。
プロローグがあるのですが、別の話だと思っていたものがここで完璧に繋がり、なるほどと感心させられました。
5章
ここでフィクション感から現実感に引き戻されましたが、再び過去の船の話に戻ることでいい意味での世離れ感が出てきました。
6章 その手を離さない
クライマックスです。すべての謎が解けました。
活字が苦手な僕ですがすらすらと読めました。ミステリーの構成を保ちつつ、たまに入る久城とヴィクトリカの心の揺れ動きが上品でした。このシリーズは期待できます。
そして挿絵が素晴らしかったです。小さい子が好きと言うわけではないですが穏やかな顔の久城とまさにお姫様のようなヴィクトリカに見惚れてしまいそうでした。