IT大生、洋楽和訳とプログラミング

これからのIT時代を生き抜くブログ。

【本】「自分の時間を取り戻そう」

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感想:

はじめに「忙しい人」の実体験があります。なるほどこういう風な理由で忙しいけど、考え方を変えればいいんだろうという流れかと思っていました。

しかし、その次の章では「生産性」が高いほどよしとされる世の中になっていて、生産性を下げるような人はむしろ「働かないで欲しい。お金はあげるから」というように虐げられる世界になるということが書かれており眼から鱗でした。見方を変えればマイナスの働きをする人々はお金をあげて何もしてもらわない方が社会のためになるという考えです。

 

2章でハッとしたのは、生産性は低いよりは高い方が良い。4年間だらだらやり続けるより、3年でやり切って1年は休んだ方がメリハリがついて良いという考え方。これは理にかなっているのではないでしょうか。

 

3章でも新しい発見がありました。仕事で、生産性を上げると他の人よりも多くの仕事をこなさなければならないのに、給料は同じ。これは損だという意見。

これに対して、そうではなく、自分の市場価値を高めているのだから、残業代と自分の市場価値とどっちが大事かを考えよということです。仕事が増えるならもっと生産性をあげれば良いということでした。

 

7章は「全部やる必要がない」ということがテーマ。完璧主義に近いわたしはこれまたハッとさせられました。全てを完璧にしようと思うからうまくいかない。リソースが足りなくなってしまうから。

例えば、大学の講義も全てを自力で頑張るのではなく、得意にしたいプログラミングをめちゃくちゃやって、その知識を友達に教える代わりに苦手な数学の課題を教えて貰えば良い。これこそが「生産性の高い」取り組み方。見事だと思います。

 

真ん中の章では生産性を上げるための具体的な方法が分かりやすく書かれています。今よりも効率をあげたいと思っている人にぜひ読んでいただきたい一冊になっています。

 

おすすめ度 ★★★★★